視覚で捉える!!前置詞マスター講座#5 【枠の周りを表す前置詞①through/along/across】

目次

はじめに

視覚で捉える!!前置詞マスター講座の導入編を読んでいない方は、必ず【導入編】を読んでからこちらを読んでください。

今回は「枠の周りを表す前置詞①」として”through/along/across”を扱います。

それぞれの持つ概念を例文,画像とともに確認していきましょう。

throughの基本概念

throughは「突き抜け」や「貫き」を表します。

もっと詳しく言うと、「何かがある枠の中に入っていき、そのまま留まらずにその枠の外へ出て行く」というイメージを持つ前置詞です。言葉だけの説明では分かりづらいと思うので、下の画像を見てイメージを掴みましょう。

画像のように緑の枠に赤の矢印が入っていって、留まることなく最後まで突き抜けて行く。

強いていうならば、intoとfromの概念を連続して行うようなイメージです。


intoとfromの概念がパッと浮かばなかった人は下から復習しましょう!


では例文を見て理解を深めていきましょう。

He saw her through the glass.
彼はガラス越しに彼女を見た

これは彼の視線がガラスという物体を貫通し、彼女を見たということになります。

ちなみに、「シースールーカーテン」や「シースルーの服」などのシースルーはこの例文でも扱った”see through”が元になっています。「透けて見える」というようなイメージです。


My grandmother went through two wars.
祖母は二つの戦争を通り抜けてきた
→祖母は二つの戦争を経験した

goとthroughの組み合わせでなんとなく「通り抜ける」というイメージができるでしょう。

実際に”gp through”には「通り抜ける」という意味もあります。

しかし、ここでは「二つの戦争を通り抜けてきた」ではなく、もっとわかりやすい日本語に意訳して「二つの戦争を経験した」と言う方が通じやすいでしょう。

つまり、“experience”と同じ意味になります。

“go through”=”experience” 「経験する」という意味で使われます。

alongの基本概念

alongは「寄り添い」を表します。下の画像でそのイメージを掴みましょう。

緑の枠に寄り添うようにして車が進んでいます。このイメージを大切にしましょう。
例文を見てイメージをさらに具体的にしていきましょう。


Let’s walk along the coast.
海沿いを散歩しよう

これは海”沿い”という日本語からも理解できるように、海に沿って歩こうということです。

寄り添うイメージがあれば容易に想像できるはずです。


I can’t get along with her.
彼女とは仲良くやっていけない

これは彼女とは長く寄り添ってやっていくことができない。つまり、彼女とは仲良くやっていけないということです。

“get along with A” で「Aと仲良くやる」というイディオムとして捉えても良いでしょう

acrossの基本概念

acrossは「横切り」を表します。下の画像でイメージを確かめましょう。

画像のように長い辺ではなく、短い辺を横切るというのがポイントです。

長い辺を横切ると、先ほど学んだthroughを表すことになります。

例を見てみましょう。


He swam across the river.
彼は川を泳いで渡った。

これは川を横切って泳いだということを表します。


もしも「彼が川を上流から下流にかけて泳ぎきった」と言い表したい場合は…

He swam through the river.

となり、acrossではなくてthroughを使います。

なぜなら、川を長方形と考えるとこの場合は長辺を横切ることになるためです。


このように縦,横で使う前置詞が変わってきますので、いかにイメージが大切かということがわかるかと思います。



Please draw a straight line across the rectangle.
長方形に直線を引いてください。

これは日本語訳のままですが、先ほど説明した通り、acrossは短い辺を横切るイメージを持っているので、決して長辺と平行に線を引いてはいけません。

これは日本語訳の「長方形に直線を引いてください」では読み取れない情報です。この日本語では縦でも横でも斜めにも線を引けますが、英語では”across”が使われているので、短い辺に沿った線を引かなければなりません

まとめ

これまで枠の周りを表す前置詞through/along/acrossに関する基本的な概念について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。

導入編でも言ったように、最初に整理された知識をキレイに頭にしまい込むことは今後の学習に大きな影響を及ぼす大切な段階です。丁寧に何回も復習し、自分のものにしてください。

よかったらシェアしてね!
目次
閉じる