“by”と”until”と”till”の違いを図解!! 練習問題で理解度も確認しよう!

目次

はじめに

“by”と”until”と”till”は「〜まで」という日本語で訳されることが多いので、その違いをうまく把握していない人が多いのではないのでしょうか。

その違いは思ったよりも大きく、誤って使うとニュアンスが変わってしまうので注意が必要です。

今回はその違いを画像とともにわかりやすく解説していきます。また、最後には練習問題を用意しているので、理解度の確認に利用しましょう。

byとuntilとtillの違い

untilはtillはほぼ同じ!?

“until”と”till”はほぼ同じ意味であり、同じような使われ方をします。しかし、”until”は決して”till”の省略形ではありません。全く別の単語です。


“till”の方がカジュアルな感じで口語的に使われ、”until”はもう少し堅い表現になります。よって、ビジネスや論文を書くには”until”の方が使われます。

少し堅いと言っても普段の日常生活ではどちらも使うし、体感としては”until”の方が頻繁に使われているような気がします。

つまり、文章を書く時とフォーマルなシーンでは”until”を用いるものとし、それ以外は”until”と”till”は混同して使っても問題はないです。until≒tillと考えて差し支えありません。


もう1つの違いとして、意外と間違えるのは”l”の数です。”until”は”l”が1個であるのに対し”till”は2個あります。

当たり前かと思っていてもふとした瞬間に分からなくなる時があります…

特に”untill”の省略形が”till”だと勘違いしている方は”til”というスペルミスをしてしまいがちです。カジュアルな書き言葉や詩などでは”til”も使われるようですが、主流ではありません。


“until”と”till”のうち、間違えたくなければいつでも”until”を使えば問題はないでしょう

byは前置詞でuntil, tillは接続詞!?

まずは品詞でこれらの違いを見ていきます。

by”は前置詞に分類されます。よって、“by”の後ろには名詞か動名詞(ing系)しかきません。

一方で”until”と”till”は前置詞として使われることもありますが、接続詞としても使われます。よって、“until”と”till”の後ろには名詞か動名詞(ing系)だけではなく、節(主語と述語を含む文のかたまり)も後ろに来れます

これだけだと分かりづらいと思うので、例を見てみましょう。

前置詞として働く例

⭕️I have to finish my assessment by tomorrow.

⭕️I have to finish my assessment until tomorrow.

この場合は”by”と”until”は共に前置詞として働いています。なぜなら後ろに名詞である”tomorrow”「明日」が来ているからです。2つの文は文法的にも正しいです。

接続詞として働く例

❌I have to finish my assessment by you come to my house.

⭕️I have to finish my assessment until you come to my house.

この場合は”by”と”until”は共に接続詞として働いています。なぜなら後ろに“you come to my house”という節(主語と動詞を含む文のかたまり)が来ているからです。

“until”は接続詞として使えるのでこの文は文法的には正しいですが、”by”は接続詞として使うことはできないので、この文は文法的に間違いです。

まとめると、“by”は前置詞用法のみで、”until”と”till”は前置詞と接続詞の用法があります

※”by”と”until”のニュアンスの違いはここでは無視しています

byは点で、until, tillは線で捉えよ!!!

続いて、“by”と”until”, “till”ニュアンスの違いを比べながら解説していきます。しかし、前述したように”until”と”till”は同じ意味で使われます。

byのニュアンス

“by”は「完了期限」を表します。

“by + 具体的日時”という形で表され、「具体的日時までに〜」という期限を表すニュアンスが与えられます。



例を見てみましょう

I’ll read this novel by the time he comes next.
彼が次来る時までにこの小説を読んでおきます

画像にある通り、”by”を用いて「彼が次来る時まで」という期限を表しています。その期限の間のどこかの一点でこの小説を読んでおけば良いということになります。

つまり、“by”は特定の期間の中でのある一点で動作を完了させるというニュアンスを持ちます。



もう1つ例文を見てみましょう。

I have to submit my assignment by next Wednesday.
私は来週の水曜日までに課題を提出しなければならない。

画像にあるように、課題は来週の水曜日までならばいつでも提出可能だが、その期間までにはある一点で提出しなければならないという考え方を”by”で表しています。

繰り返しますが、“by”は特定の期間の中でのある一点で動作を完了させるというニュアンスを持ちます。

この例では、来週の水曜日までという特定の期間の中のある一点で課題の提出を完了させるというニュアンスになります。


よって「完了期限」を表す”by”は点で捉えるイメージが大切なのです‼︎

until, tillのニュアンス

“until”と”till”は同じ意味を持ち、「動作の継続の最終点」を表します。そのため、「〜までずっと」という日本語を与えて訳すとそのニュアンスが伝わりやすいです。


例を見てみましょう。

She studied until/till midnight to pass the exam.
彼女はその試験に受かるために深夜まで勉強した


ここでは”until”, “till”は前置詞として使われています。こちらでも確認しましょう。


もう1つ、接続詞として使われている例を見てみましょう。

She swims on every Sunday until/till she gets completely tired out.
彼女は毎週日曜日には完全に疲れ果てるまで泳ぐ

繰り返しですが、till/untilは動作の継続の最終点を表します。この場合は泳ぐという動作を継続していたが、その最終点は”she gets completely tired out”「完全に疲れ果てるまで」だった、ということを表そうとしています。

つまり、「完全に疲れ果てるまで(ずっと)泳ぐ」という意味になります。


このように「動作の継続の最終点」を表す”until”, “till”は線で捉えるイメージが大切です‼︎

おまけ知識

byとbeforeに違いはある?

「期限」を表す表現として”before”も用いられます。しかし、この2つには細かい違いがあります。


例を見て学びましょう

Please finish this work by Monday.
Please finish this work before Monday.
この仕事は月曜までに終わらせてください

このように訳すと日本語では違いが見えてきませんが、英語ではニュアンスの違いがあります。


“by”はこの場合「月曜日」も含みます。よって、月曜日のうちにその仕事を終わらせれば良いのです。

一方で”before”は「月曜日」は含みません。よって、「月曜より前に」というニュアンスになります。よって、月曜日にその仕事を終わらせたとしてもそれは期限切れになってしまいます。

練習問題と解説

問題

以下のカッコに適当なものを”by”または”until”/”till”から選びなさい

(1) David has to work (        ) 5:00 pm on weekdays.

(2) David has to be at work (        ) 9:00 am.

(3) The weather forecast says that it will finally rain (        ) next Saturday.

(4) The weather forecast says that it will keep raining (        ) next Saturday.

(5) Could you hand in this paper (        ) this evening?

(6) I want to get married (       ) the time I’m 30.

(7) (        ) what time are you free today?

(8) We have (        ) the end of class to prepare for the presentation.

(9) They’d had to wait (        ) the rain stopped to resume the game.

(10) My wife will have been dead for 5 years (        ) 2018.

日本語訳, 回答, 解説

(1)

日本語訳: Davidは平日は午後5時まで(ずっと)働かなければならない

正答: until

解説: 働くという動作を継続するが、その最終点は”5:00 pm”「午後5時まで」だった、ということを表そうとしています。つまり、「午後5時まで(ずっと)働く」という意味になります。動作の継続の最終点を表すuntil/tillが適当です。

(2)

日本語訳: Davidは午前9時までに仕事場に着かなければならない

正答: by

解説: 午前9時までという特定の期間の中のある一点で「仕事場に着く」という動作を完了させるというニュアンスになります。動作の完了期限を表しているので、”by”が適当です。

(3)

日本語訳: 天気予報によると、ようやく来週の土曜日までには雨が降るそうだ

正答: by

解説: 来週の土曜日までという特定の期間の中のある一点で「雨が降る」という動作が完了されるというニュアンスになります。動作の完了期限を表しているので、”by”が適当です。

(4)

日本語訳: 天気予報によると、来週の土曜日まで(ずっと)雨が降り続けるそうだ

正答: until

解説: 雨が降るという動作が継続される、その最終点は”next Saturday”「来週の土曜日まで」だということを表そうとしています。つまり、「来週の土曜日まで(ずっと)雨が降る」という意味になります。動作の継続の最終点を表すuntil/tillが適当です。

(5)

日本語訳: この資料を今日の午後までに提出してもらえますか?

正答: by

解説: 今日の午後までという特定の期間の中のある一点で「この資料を提出する」という動作を完了させるというニュアンスになります。動作の完了期限を表しているので、”by”が適当です。

(6)

日本語訳: 30歳になるまでには結婚したい

正答: by

解説: 30歳になるまでという特定の期間の中のある一点で「結婚をする」という動作を完了させるというニュアンスになります。動作の完了期限を表しているので、”by”が適当です。”by the time S+V〜”(Sは主語, Vは動詞)で「SがVする時まで〜」はよく使う表現なのでフレーズとして暗記しましょう。

(7)

日本語訳: 今日は何時まで空いてるの?

正答: util

解説: “until what time”は疑問文でよく使われるフレーズです。継続している動作に対して「何時まで〜?」という質問ができます。”until what time?”と単体でも使えるので、1つのフレーズとして覚えておきましょう。

(8)

日本語訳: 私たちは授業の終わりまでにプレゼンテーションの準備をしなければならない。

正答: until

解説: : プレゼンテーションの準備という動作が授業中に継続される、その最終点は”the end of class”「授業の終わりまで」だということを表そうとしています。つまり、「授業の終わりまで(ずっと)プレゼンテーションの準備をする」という意味になります。動作の継続の最終点を表すuntil/tillが適当です。

(9)

日本語訳: 試合を再開するために彼らは雨が止むまで(ずっと)待たなければならなかった

正答: until

解説: 試合を再開するために待つという動作が継続される、その最終点は”the rain stopped”「雨が止むまで」だということを表そうとしています。つまり、「雨が止むまで(ずっと)待っていた」という意味になります。動作の継続の最終点を表すuntil/tillが適当です。

(10)

日本語訳: 2018年で妻が亡くなってから5年になる

正答: by

解説: 2018年までという特定の期間の中のある一点で「妻が亡くなって5年になる」という動作が完了されるというニュアンスになります。つまり、「2018年で妻が亡くなって5年になる」という意味になります。動作の完了期限を表しているので、”by”が適当です。

まとめ

今回は”by”と”until”と”till”の違いを画像と共にわかりやすく解説してきましたが、いかがだったでしょうか。下に覚えておくべきポイントをまとめておきます。

“until”≒”till”だが、”until”を常に使用しておけば間違いはない “by”は「〜まで」のように「完了期限」を表し、”until”, “till”は「〜までずっと」のように「動作の継続の最終点」を表す。

これらの知識を用いて練習問題にも取り組みましょう。

 

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